泣いた泣いた

読書
12 /21 2015
平成27年ものこすところあと数日となりました。
不覚にも風邪をひいてしまい、土日は寝込んでおりました。
が、症状がひき、月曜現在、軽く鼻が詰まる程度ですんでおります。
昨年末、家族全員が高熱という惨事に見舞われた我が家。
今年は通常通り過ごせますように…

「本を読む人だけが手にするもの」藤原一博著
を読んで、そこにおすすめ本として掲載されていた、
「おもかげ復元師」笹原留以子著を昨晩一気に読みました。
納棺師をお仕事とされている方の本です。
もっとも大切にされていることは、
亡くなったその方の「雰囲気を甦らせること」

幼い子の死、高齢者の死、そして東日本大震災で亡くなられた方の死…そしてその復元。
津波によってすごい損傷をうけてしまって、遺族がまともに見ることもできなくなってしまった
故人を、心を込めたマッサージやお化粧で、だんだんときれいにしていく・・・
そうすると、とてもみられる状態ではなかった故人と残された家族が対面でき、きちんとお別れすることができる。

他人の亡骸になぜこうもそこまで心を尽くせるのだろう??と不思議で仕方がないぐらい、
文面から心のこめようが伝わってきます。
なにかにとりつかれたかのような使命感を感じます。
不慮の事故でお孫さんを亡くし、自責の念にかられたおじいさんのお話、笹原さんがかける言葉によっておじいさんは少し救われます。
深く傷ついている人にかける言葉なんてそうあるもんじゃないと思います。
でも、納棺師として様々な死を見、亡くなられた方を心を込めてきれいにする笹原さんだからこそ言える言葉があるのでしょう。慰めよう、とかそんなのではなく、まるで故人の思いがのりうつったかのような、遺族を思いやる言葉が胸を打ちます。

故人と遺族のきずながとても深いお話が多く、とてもここには書き尽くせませんが、
平凡な感想ですが、家族っていいもんだなあとつくづく思いました。
自分が死んだら、家族が見送ってくれるとしたら、そりゃいい顔をしてお別れしたいな、と思わずにいられませんでした。

世の中を変えたい、よくしたい、と思っている人はきっとたくさんいるでしょう。
デモもその一つかもしれません。なにか行動を起こすということは大切です。
でも、私はこの本を読んでつくづく、自分が今いる現場で心をこめて働くことがなにより大切だ、と思いました。
そういう姿を見て、知らず知らずに誰かが助けてくれる、その思いが伝わっていく、周りをかえていく。

プラス。
生きていることと同じぐらい死について考えることが自分の生き方を定義する。んじゃあないかな~と。
どう考えるのかが大事ですが。

なんて、こんなこと書いて、ほなもっと真剣に働け!!とだんなに言われそうですが…

久々に泣きに泣きました。涙が出て涙が出て仕方なかった。
かぜひいて、鼻づまりだったところに追い打ちをかけるように涙涙。

ご興味を持たれた方、ぜひご一読くださいませ。
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お留守番隊長

○当社は社長+スタッフ3名の計4人で営業しております。
○このブログは、読書好き(料理、建築、インテリア、伝記に関する本が好き),スポーツ観戦好きの女性スタッフが担当しております。
○せっかちであわてんぼう、それゆえ一緒に働いているだんなにいつも叱られてます。