建築道楽とでもいおうか

建築
05 /23 2017
昨晩のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で、京都の中村外二工務店さんの数寄屋大工さん、升田志郎さんを紹介されていました。

京都の東山にある老舗料亭の大規模改装。

あー、すごい、ひたすらすごい。かったいかったい梅の木を床柱にするため、どこに芯をとったら美しく見えるか、というところからはじまり、床框にピタッと合わせるために、そのかったい梅の木を時間をかけて加工する姿が映されていました。

予算10億、と聞こえてきました。新築でなく、改装で。
いったい何坪の改装なんだろうか。200坪はあるのだろうか?もっと大きいのかしら。200坪とすると坪単価はいくらだ。
1000000000÷200=5000000
500万円/坪・・・・・・
もっと大きいのかしら??

工期は・・・?
あー考え方がせこい。
でも気になる。

床柱と床框を合わせる作業で何日かかっているのだろう?TVだからわからなかったけど、少なくとも2~3日間にはわたっていた。
そして、最後。堅い梅の木と、黙々と向き合い、最後はピタッとおさまっていた。

あーもうスケールが違う。お施主さんも早く開店したほうがいいのだろうけど、やいのやいのとせっつかないのだろうな。
美しいものを作ろうとする熱意がすごすぎる。

どんな空間ができあがるのだろう。
美しい空間で食べる料理はどんなだろうか。

そういうところで食事をする人は、建築や内装のそういう細かい美しいこだわりも感じながら過ごすんでしょうね…
かっこええのう・・・

お金の使い方、時間のかけ方、こだわり、ほんとすごいの一言です。

(床柱の作業)終わってみてどうですか?との質問に
そんなたいそうな(感慨)ことはありません、というようなお答え。

まだまだ次々やることがあるし、期限もあるし、予算もある。
改装だから、既存部分との兼ね合いもあるでしょうし…。


その昔。興石という京都の北区にあるショールームにおじゃましたことがあります。
予約制だったのでその時点で緊張。

「興石は、数奇屋建築の中村外二工務店の設計および建築施工会社として1984年7月、中村義明によって創業されました」とホームページあります。

その番組をみながら「昔いったよね!!」と主人にいったら、
「え!?あそこその工務店と関係あったんだ」

ショールームに入ると、ヴィンテージの北欧家具がずらり。
美しいこと美しいこと。

でも。
お店の方(男性)が一人、話しかけるわけでもなく、近づくわけでもなく、ただただずっとだまってついていらっしゃる。

話しかければ答えてくださるが、果たして椅子に腰を掛けていいのかどうかもわからず。
値札らしきものも見当たらず。でも、家具の浜野さんでみた(そちらも京都にあります)リプロダクト(?というのでしょうか)のエリザベスチェアはたしか50万円ぐらいだった。となると、ここにあるヴィンテージ家具はそれ以上。

敗北。分不相応。

あの時ほど「分不相応」という言葉を痛切に感じたことはございません。
あれはもう10年以上前だったと思います。でも見たかったのです。

今ならあんなに浮足立たずみられるはず。
私たちも歳を重ねましたので。

でも。やっぱり手の届かない家具たちではありますが。
娘たちがお嫁に行くのならば、こんな椅子や家具をプレゼントできたらいいなあ。

そしていつか、その料亭でゆっくり食事をしてみたいものです。

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お留守番隊長

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